イベントリポート

「前田有紀さんと行く信州花の旅」会員限定バスツアー・後編

日経ウーマノミクス・プロジェクト5周年と個人会員20万人突破を記念した会員限定バスツアー「前田有紀さんと行く信州花の旅」のドキュメント後編です。長野県伊那市の地元食材を使ったお楽しみの昼食ビュッフェから、松本市のブランドスイカの産地訪問、参加者が打ち解けあった帰路の懇親会までを振り返ります。

食、観光、暮らし――伊那市の魅力を発見

<午後1時40分> 水辺でのフラワーアレンジメントを楽しんだ後、一行は果物などの収穫体験をできる畑や農産物直売所を備える農業公園・みはらしファーム(長野県伊那市)に到着。地元産の食材で作った30種類以上の料理と飲み物をビュッフェでいただきます。

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みはらしファームのビュッフェでは地元野菜の天ぷらや五平餅など長野県伊那市ならではの多彩なメニューを楽しみました

食事を堪能しながら、伊那市観光協会の中村忠人常務理事、移住・定住コーディネーターの水口航さんから伊那の観光や暮らしの情報を教えていただきました。「このエリアは掘るとあちこちで温泉が出るんです」「へえー!」。説明後、中村さん、水口さんに熱心に質問する参加者の姿が見られました。

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伊那市観光協会の中村忠人常務理事(右)らが伊那の魅力を熱く語ってくれました

昼食の後は自由行動です。旬のブルーベリー狩りや温泉、特産品の買い物、フルーツのスムージーづくりなど、それぞれ思い思いに園内での体験を楽しみました。

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自由行動でブルーベリー狩り。「品種の異なるブルーベリーがあって、味も違うんです」と一粒一粒摘み取っていました

ここでは高台で雄大な南アルプスを背景に記念撮影です。全員集合の写真だけでなく、仲良くなった参加者のグループでポーズをとってカメラを向け合う様子が印象的でした。

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南アルプスの山並みを見晴らせる高台で、前田有紀さんと参加者全員で記念撮影

甘くみずみずしい松本市のブランドスイカ、旅の疲れも吹き飛ぶ

<午後4時30分> この日最後の滞在地、長野県松本市の名産である「松本ハイランドすいか」を育てる櫻井農園(同市)に着きました。

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櫻井農園に到着。スイカ畑やトウモロコシ畑が広がっています

近くの公民館で登場したのは抱えるほどもある4Lサイズの巨大なスイカ。持ってみても何センチも持ち上がりません。これを切る包丁も巨大です。刃渡り50センチほどもあろうかという専用の包丁でザクッと2つに割ると、一気にスイカの爽やかな香りがあふれてきました。参加者には「おおー」という歓声と笑顔が広がります。

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巨大なスイカにびっくり。持ち上げるのも一苦労です

4Lサイズは約10キロあるといい、スタッフも含めて30人超のメンバーが食べても何切れもおかわりできるくらい、たくさんのスイカのスライスができました。「みずみずしいですね」。たたみ敷きの広間でくつろぎながら味わいます。猛暑で渇いたのどを潤し、疲れも吹き飛びます。参加者一人一人に1玉ずつ配送でおみやげも用意されました。

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スイカを切るときれいな色に目を奪われます。食べてみると、そのおいしさに笑顔がこぼれました

信州名物満載のオリジナル弁当

<午後5時30分> 公民館をバスが出発し、一路東京へ。朝8時に出発して9時間以上たっているにもかかわらず、みなさん元気に参加者同士で話に花が咲いています。

<午後6時20分> 諏訪湖サービスエリア(長野県岡谷市)で休憩です。諏訪湖の向こうには夕闇に山々の尾根のシルエットが浮かびます。ここでも記念撮影をしている仲良しグループが。丸一日、さまざまなプログラムをともにしたことで、すっかり打ち解けたようです。

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諏訪サービスエリアでは、夕暮れの諏訪湖をしばし眺めることができました

バスに乗り込むと夕食の弁当が配られました。この日のために「おやき」など長野県の名物をてんこ盛りにした特注弁当です。「からしいなり」「豆腐よせ」など初めて味わうという参加者が大半でした。食事とお酒も楽しみながらの車内懇親会では、名残惜しむように参加者同士が交流をしていました。

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信州名物が満載の特注弁当。左上には山賊焼き、豆腐よせ。右下にはおやき、からしいなり

<午後9時30分> 予定時刻ぴったりに新宿駅西口に到着。バスの車中では一日、一緒に参加してくださった講師の前田さんにサプライズで寄せ書きの色紙をプレゼントしました。気付かれないように参加者で書き込んでいった色紙は余白がないほどです。みなさん、前田さんが用意してくれた袋にそれぞれ自分が作った花束を入れて、バスを降り、帰路に就きました。

参加者アンケートでは、バスツアー全体について全員が「非常に良かった」「良かった」と答えていました。この日の体験をきっかけに「花のある生活を始めたい」との声も聞かれました。前田さんのお話やアレンジメント講座など普段なかなか体験できないプログラムを楽しむ盛夏のバカンスとなったようです。

(前編はこちら)

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