イベントリポート
初心者でも楽しめた! 異業種の仲間づくりも ガールズコンペ体験記
2020.02.11
日経ウーマノミクス・プロジェクトのパートナー、アコーディア・ゴルフが主催する「ACCORDIA GOLF ガールズコンペ」が2月11日、グレンオークスカントリークラブ(千葉県香取市)で開かれました。ゴルフの腕前に関わらず、誰もが気軽に楽しめることを目的にした女性限定のゴルフコンペ。昨年秋に続き今回が2回目です。風もなく穏やかな絶好のゴルフ日和のもと、26人の参加者が思い思いのラウンドを楽しみました。ゴルフ初心者のウーマノミクス事務局スタッフ、ハルカもエントリーし、18ホールをラウンドしました。ガールズコンペの1日をリポートします。
女性一人でも参加しやすい
私、ハルカはINコーススタートの最終組でした。一緒の組になったのは外資系企業に勤めるトモコさんと一昨年に起業したユリエさん。ゴルフ歴はそれぞれ1年半と半年だそうです。コースをまわるのは今回が3回目の私は、おふたりに迷惑をかけないかと内心ドキドキでした。お互い自己紹介した後、スタートホールで記念撮影し、いよいよラウンド開始です。聞くと、おふたりともコースに出るのは私と同じ3回目だとか。ちょっぴり安心しました。
アコーディア・ゴルフが運営するグレンオークスカントリークラブは自然と一体化した美しいコースです。でも私の第一印象はバンカーあり、池ありと各ホール個性的で手ごわそう、というものでした。
スタートホールは384ヤードのミドル。まだ新しいドライバーを手に、ティーショットは何とか前に飛びました。でも私の飛距離ではグリーンにたどり着くまで一苦労です。クラブを4~5本持ってコース内を走り回り、4打目にしてやっとグリーンにたどり着けました。
さぁ、パターを持ってカップを狙います。「あれ? 軽く打ったつもりなのに、そんなに遠くまでいっちゃうの?」。ゴルフ歴の長い参加者に後から教えてもらいました。ここのコースはグリーンが早いうえに、今日のカップの位置はとても難しいそうです。そういえば、あちこちから悲鳴が飛び交っていました。慣れるまで私も苦戦したのはいうまでもありません。
私たち最終組は皆、ラウンド歴が浅いメンバーだったため、アコーディア・ゴルフの皆川典子さんが一緒に付いてくれました。「スコアは100前後、月2回のペースでコースをまわる」という皆川さんですが、この日はクラブを持たず終始、キャディのようにお世話係に徹してくれました。本当にありがとうございました!
そうそう、参加者はスタート前にビンゴカードを渡されました。マスに書かれているのは番号ではなく、「木に直撃」「ワンオン」「スカート着用」など今日のプレーに関係する項目です。ここに見慣れない言葉がりました。「『目土』ってなんですか?」。
皆川さんが教えてくれました。「目土(めつち)はコース内にできた穴を砂で埋める作業のこと。カートに目土袋が入っています」。ほかにもプレー中に「バンカーにはボールに近く、段差の低いところから入りましょう」「ボールを打つ人より前に出ないようにしましょう」など、実際にコースに出てみないと経験できないルールやマナーを教えてもらい、とても勉強になりました。
「女性限定、初心者歓迎の言葉にひかれ、参加しました」というユリエさんは、「コンペは上級者のためのもの」というイメージがあったそうです。「今回のコンペは女性だけで自分と似たレベルの人とラウンドできるので正直心強く、刺激になります」と笑顔で話してくれました。わかります、その気持ち。私もラウンド中、思うようなショットが打てず、何度も気分がへこみましたが、「ドンマイ」「ナイスショット!」とお互い励ましあうことで、やる気がでてくるから不思議です。
ゴルフを楽しむには、車が無いと。そんな心配も無用でした。グレンオークスカントリークラブは最寄り駅の「空港第2ビル」駅(JR東日本・京成電鉄)からクラブバスが出ていて、この日の参加者の多くが利用していました。「思ったよりもアクセスが良かったですね」というのがトモコさんの感想です。電車とクラブバスを利用して1時間半ほどで着いたそうで、これなら車がなくてもコースに出る機会を増やせそうです。
「失敗しても楽しい!」 初心者にも豪華賞品のチャンス
全員のラウンドが終わり、午後5時からはスイーツをいただきながらのミニパーティーです。通常のコンペでは成績発表の時間帯で、スコア上位者らが豪華賞品を手にします。でも、ガールズコンペのパーティーは違いました。表彰の行方を決めるのはゴルフのスコアではなく、あのビンゴカードのゲームです。「ダブルボギーだった人」「カート道を直撃した人」...。その日のゴルフでの「あるある体験」が、勝負のカギを握ります。これなら初心者にも豪華賞品を手にするチャンスがありますね。参加者からは「失敗しても楽しかった!」との声が聞かれました。全員、うれしい賞品を手にすることができました。
女性限定コンペだからこそだなぁ、と思った一つが、ゴルフウエア談義です。普段はなかなか着られないカラフルな色や柄の服もゴルフ場なら楽しめます。「そのウエア、かわいいね、どこで買ったの」「あそこのアウトレットがおすすめだよ」。ラウンド中もおしゃれにまつわる情報交換に余念がありませんでした。
一緒の組だったユリエさんには「異業種の同性の友達を作りたい」という思いもあったそうです。その日が初対面だったのに、互いの距離がぐんと縮まった気がします。
打ちっぱなしの練習場と違い、ゴルフ場の醍醐味は何といっても開放感。芝の香りを感じたり、池に泳ぐ水鳥を眺めたり。五感で自然を楽しみながらのラウンドはまさに非日常です。心地よい疲労感とともにこの日、私が得たものは新しいゴルフ仲間。次回はあなたもぜひご一緒してみませんか!