イベントリポート

GOLF女子の元気、梅雨空吹き飛ばす~Regina Open 2019

GOLF女子お待ちかねの夏のイベント「Regina Open 2019」(主催:グローバル ゴルフ メディア グループ Regina事業部、企画協力:日経ウーマノミクス・プロジェクト)が7月19日に開かれました。10回目の記念大会となる今年も、会場の南総カントリークラブ(千葉県市原市)には、初心者からプロはだしの腕前が自慢の方まで、800人もの応募者から選ばれた240人が集結。楽しくも熱い戦いが展開されました。

フェアウェイに映えるオレンジ色

7月も後半なのに、長梅雨のせいで厚く垂れこめた雨雲からは時折パラパラと雨粒が...。はっきりしないお天気となった今年の大会。でも参加者のパワーは雨空も吹き飛ばす勢いです。ボーダー、南の花のモチーフ、ドット。アクセサリーにサンバイザー。今年のドレスコード「オレンジ」をそれぞれにあしらったファッションが、芝や木立の緑によく映えます。カートが待機するスタート地点のそばでは、恒例の「ベストドレッサー賞」エントリー用の撮影も進んでいます。

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シールタイプのタトゥーを楽しむ(左)。耳つぼにはワンポイントジュエリー

午前7時受付開始と朝早いのにもかかわらず、クラブハウスでは朝食をとったり、早くもおしゃべりの輪が広がったり。豪華な賞品も陳列され、早くもラウンドを待ち切れないワクワク感がそこかしこにあふれています。シールタイプの「フラッシュタトゥー」や耳つぼにあしらうワンポイントジュエリーのコーナーにも列ができ、おしゃれを楽しむ参加者の姿も例年以上の華やかさ。会場がある千葉県のキャラクター「チーバくん」も、記念撮影に引っ張りだこです。

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おそろいのファッションでチーバくんと記念撮影

午前8時10分、全員そろっての記念撮影が始まりました。雨がぱらついても元気にポーズ! Reginaの小内衣子編集長が「皆さんに支えられて10回目を迎えることができました。20回に向けてこれからも応援してください!」とあいさつすると、温かい拍手がわきました。続いて、スタートホールとなる東10番ホール(パー4、402ヤード)で、本日のゲスト「チーム ディライトワークス」所属のプロ4人によるデモンストレーションショットです。ティーグラウンドに並んだ4人が次々にドライバーを振り抜くと、小気味よい音を立てて一直線にボールが飛んでいきます。

真剣勝負からデビューまで4部門

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華麗なフォームでスイングを決める

このイベントにはレベルを問わずに競う「ダブルペリア」、ペアでプレーする「ペアスクランブル」、そして真剣勝負の「スクラッチ」の各部門のほか、初心者用に基本レッスン(座学・実践)を受けてからラウンドを体験する「デビュー」部門も加えた4部門があります。自分の実力はどれくらいか、どのようにこのイベントを楽しみたいか、などで適した部門を選べるようになっています。

ラウンドが始まると、各ホールにはカートに乗った参加者のグループ次々と到着します。スタート直後の程よい緊張感を残しながらも、ヒマワリの花があしらわれた撮影ポイントでスマートフォンを構えたり、ドリンクを手に取って談笑したりとそれぞれリラックスした雰囲気です。

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撮影ポイントがコースの随所に

ダブルペリアで出場する東京都からの2人組は「ゴルフのキャリアは10年。ドラコンはすごく飛ばしてくる子がいるから、今日はニアピン取るのが目標かな。あ、それより賞品を持って帰ること!」と目を輝かせて話してくれました。千葉県、東京都の姉妹・友人混成チームの4人は「ここに来るまでもお祭りなんです」。その心は? 「ゴルフ愛です」。目標を質問すると、キャディーさんがすかさず「優勝です!」。

「スコア100は皆さんの大きな目標となる数字です」ーー。一方、デビュー部門の講義が始まったクラブハウスでは、5チーム40人がプロの講義を受講中。全部パーで18ホールを回るとスコア72で上がる、3番ウッドはまず使わない、といった説明に真剣な表情で聞き入っています。講義終了後は実践レッスン。練習場でスイング、アプローチ、パターを学びます。午後にはコースでのラウンドレッスンが待っているとあって、クラブを振る姿は真剣です。

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真剣な表情で座学に耳を傾けるデビュー部門の参加者(左)。座学のあとは練習場へ

雨模様から一転晴れ間が

10時を回ると、雲間から太陽が姿をのぞかせてきました! 風も吹き、さわやかな夏空が戻ってきます。ニアピンチャレンジホールの西16番ホールを訪ねると、幡地隆寛、和田章太郎の両プロが迎えてくれました。ここはニアピンをプロと競う90ヤードのホールで、ワンオンすればもれなくゴルフボール1スリーブ(3球)をゲット。各組で最もピンに近かった参加者は、プロが打ったサインボールももらえます。

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幡地プロ(左端)、和田プロ(右端)と記念撮影(左)。背中にサインをもらう参加者も

すっかり晴れてじりじり肌を焼く日差しの下、皆さんのびのびとティーショット。きれいなフォームで次々とグリーンに乗せていきます。幡地プロは「ゴルフ好きな方が多く、皆さん上手で驚きました。よく練習していますね」。和田プロも「各組1人乗るか乗らないかくらいと思っていましたが、思っていた以上の腕前」と話します。プロのお二人はやはり人気者で、中には背中にサインをねだる方も。感想を聞いてみると「最高の気分です! 明るいゴルフにします」

午後になるとこのホールにスクラッチ組が回ってきました。幡地プロの一打がピンにぐっと寄せます。「ナイスオン!」。続いて参加者4人が打っていきますが、さすが腕自慢のスクラッチ組。固唾を飲むような引き締まった雰囲気の中、次々とグリーンに乗せていきます。「全員乗りましたね」

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絶妙なショットで1オン!

30年ぶりに再開した人も

好調な人も、ほかのメンバーの応援態勢に入った人も、それぞれに充実した時間を過ごしているようです。それにしてもゴルフの魅力って何でしょうか。別のスクラッチ組に聞いてみました。「たまにいいショットが出るのが爽快」「自然の中でできる」「友達ができる」ーー。筆者はゴルフをしたことがないのですが、いろいろな楽しみがあるようでうらやましくなりました。「最初にクラブを持ってから50年。育児が終わって30年ぶりに再開しました」と教えてくれた方、とびっきりのいい笑顔を見せてくれました。

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表彰式パーティーは華やかに盛り上がった

すべての組がホールアウトした夕方、クラブハウスで表彰式パーティーが始まりました。昼間の雰囲気とは一転、華麗にドレスアップした装いで臨むパーティーはこのイベントならではです。豪華な賞品の数々に、ラウンド中とは違う歓声が上がります。打ち解けたムードの中、10回目の記念大会は成功裏に幕を閉じました。おつかれさまでした!

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