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国民生活基礎調査(2013年)によると、
60代に入ると顕著に通院率が上がる
病気は次のどれ?
正解は
目の病気
解説
国民生活基礎調査(2013年)によると、性別・年代別の通院している人の割合が高い病気やけがは、40代を境に大きく変わります。30代までは、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、歯の病気、うつ病やその他の心の病気などが男女とも多くなっています。一方、40代以降では、高血圧での通院者率が高まります。糖尿病、脂質異常症(高コレステロール血症等)など生活習慣病の割合が、男女ともに増えてきます。60代からは目の病気で通院する割合が増えてきます。
最近、特に問題になっている目の病気として、加齢黄斑変性や緑内障、糖尿病性網膜症などがあります。これらは治療が遅れると、生活の質(QOL)に大きく影響します。目を健康な状態に戻すことが難しくなるため、定期的に眼科を受診し、早期に発見し、治療を始めることが大切です。
クイズの食品の分析値は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」または「日本食品標準成分表2015」に基づいています。
- 監修:
- 上原万里子=東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科教授
柳沢香絵=相模女子大学栄養科学部健康栄養学科准教授