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同じ姿勢をとり続けることが原因で
発症するエコノミークラス症候群は、
なりやすい人に傾向があるといいます。
妊娠中、出産直後の女性は該当しやすい?
正解は
しやすい
解説
旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)は、医学的には「静脈血栓塞栓症」と呼ばれることが多く、脚(下肢)の血流が悪くなって静脈中に血の塊(血栓)ができる病気です。長時間同じ姿勢で座っている際は注意が必要です。
肥満、糖尿病などの生活習慣病の人、高齢者、妊娠中や出産直後の女性、喫煙者や骨折などのけがをしている人なども注意が必要です(*1)。長時間同じ姿勢で座っている場合は、適度に席を立ったり、下肢を動かしたりすることを心がけるほか、体内水分貯留の高いイオン飲料(*2)などで効果的に水分補給を行うことがお勧めです。
*1 厚生労働省「深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の予防Q&A」
*2 イオン飲料とは、汗などで失われた水分やナトリウムなどのイオン(電解質)が、身体にスムーズに吸収される飲料のこと
旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)って?
http://www.otsuka.co.jp/health_illness/jama/dvt/
検証!水VSイオン飲料より効果的なのはどっち?
http://www.otsuka.co.jp/health_illness/jama/verify/
クイズの食品の分析値は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」または「日本食品標準成分表2015」に基づいています。
- 監修:
- 上原万里子=東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科教授
柳沢香絵=相模女子大学栄養科学部健康栄養学科准教授