日経ウーマノミクスプロジェクト

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ジブ研セミナーリポート

テーマ:働く女性のためのオン&オフ切り替え術

「5大だらだら」を解消しよう

オンとオフの切り替えが上手にできないと悩む女性が少なくありません。日経ウーマノミクス・プロジェクト実行委員会は10月7日、西武池袋本店(東京・豊島)3階の「LIMITED EDITION @office」でウマノミゼミナール特別編・ジブンらしさ研究セミナーの第2回目を開催。「働く女性のためのオン&オフ切り替え術」と題して、「NIKKEI STYLE・ウーマンスマート」「日経ウーマンオンライン」の常陸佐矢佳編集長が講演し、働く女性の健康を阻害する「5つのだらだら」の解消法について解説しました。

オンとオフの切り替え術について講演する常陸佐矢佳編集長

朝型生活は仕事もプライベートも満足度が向上

朝型生活は仕事もプライベートも満足度が向上

働く女性の意識は時代とともに変化しています。男女雇用機会均等法が制定された頃は「夢」「デキる」「成功する」といった上昇志向を映す言葉が目立ちましたが、近年は「長く幸せに働き続ける」ことに女性の関心がシフト。最近の日経ウーマン読者アンケートでは、実に8割の女性が「定年まで働き続けたい」と答えました。働き続けるために大切なのが心身の健康です。常陸編集長は健康を損ねる生活習慣として、働く女性が陥りやすい「5大だらだら」を指摘しました。

セミナーは西武池袋本店(東京・豊島)の女性服売り場で開催

第一は「眠りだらだら」です。読者アンケートでは平日の朝をバタバタと焦って過ごす女性やぐったりとやる気がない時間を過ごす女性が合わせて約6割もいました。世界の中でも日本人の睡眠時間は短く、特に40~50代の女性で顕著です。家庭でも職場でも責任を果たそうと睡眠を削っている姿がうかがえます。

常陸編集長は解決策として、時間の使い方を工夫して睡眠時間を取り、朝型の生活に変えることを推奨しました。朝、邪魔されないひとりの時間を持つと、メンタル的にも脳科学的にも非常に効果的で、冷静な判断や前向き思考ができるそうです。仕事もプライベートも満足度の向上につながるとして、ホテルやカフェのお得な朝食サービスなどを利用した時間の楽しみ方を提案しました。

第二は「スマホだらだら」です。時間を取られるばかりでなく、睡眠にも大きく影響し、最近特にその弊害が問題視されています。スマホを使わない時間をとるために、だらだらと見てしまうアプリを特定し、まずはそのアイコンを見えにくいところへ移動させるか削除する方法などを紹介しました。

ロンドンのキャリア女性に学ぶスタイル

最近は職場で自分に対して攻撃的な人がいると悩む人が増えているそうです。こうした職場での人間関係からくる心的ストレスが、三番目の「ネガティブだらだら」です。他人への攻撃性は恐怖心の裏返しであり、攻撃してくる人が何を恐れているのか、なぜ自分に攻撃的なのかを観察・分析することなどの具体的な対策を披露しました。

第四は「食事だらだら」です。仕事が忙しいと間食が多くなったり、変な時間に食事をしたりと不規則な食生活をし、変調を訴える女性が増えています。常陸編集長は日経ウーマンで実施した女性医師300人アンケートの結果を示しながら、忙しくても健康に気を使っていそうな女医さんたちが美容と健康のために心がけている食事法を紹介しました。

第五が「お仕事だらだら」です。日本ではついつい残業しがちな人が多いですが、常陸編集長は自らも刺激を受けたスタイルとしてロンドンのキャリア女性たちの取り組みを紹介。「会議は短時間でゴールへまっしぐら」「誰もがマッスル志向で早朝や隙間時間にジム通い」「夕方仕事を終えると服を着替えてパブで情報交換」など、メリハリのあるオンとオフの切り替え策を示しました。

「だらだら」から脱したライフスタイルで素敵な毎日を送りたいですね。

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