世界経済フォーラムが2019年12月に発表した男女平等指数で日本は過去最低の121位。その一因は世界の中で相変わらず低い管理職の女性比率です。今回寄せられた声からは、いまだに企業の現場で男尊女卑的な古臭い意識がはびこる姿が浮かび上がりました。また会社が示す管理職像が昔ながらの私生活を犠牲にするタイプだと、働く女性の側も管理職になりたいと思う人は増えません。管理職になった人も「女性として試されている」と思うと、肩肘を張りすぎてストレスになるようです。単に数値目標ありきの登用は弊害をもたらすという事例も届きました。性別に関係なく人物本位で管理職をきちんと育成・登用する――これって当たり前のことですよね。