過去開催イベントのレポート

白髪・パサつきに負けない!ヘアケアでマイナス○歳の自分へ

【ジブン磨き!ウマノミゼミナール】「髪から始めるエイジングケア~いつまでもキラキラ輝くために」

 2016年7月13日、日経ウーマノミクス・プロジェクト実行委員会主催の【ジブン磨き!ウマノミゼミナール】「髪から始めるエイジングケア~いつまでもキラキラ輝くために」が東京・大手町のスペースニオ(日本経済新聞社本社内)で開催されました(協賛:ミルボン)

 髪と美の関係をテーマとするセミナーは昨年度も開催しましたが、今回は白髪やパサつきなど髪のエイジングに焦点をあてたことが特徴です。髪は他人の目に触れやすく、髪の印象次第でマイナス○歳の外見に近づくためか、30代以上の女性を中心に多数のご応募を頂きました。

 冒頭のキーノートスピーチ「10年後もっときれいになるために~ココロとカラダの新習慣」では、長年にわたり働く女性の取材を続けてきた、日経ウーマンオンライン編集長/NIKKEI STYLE(WOMAN SMART)編集長の常陸 佐矢佳が登壇。定年まで働き続けたいと希望する女性が増えている現状をふまえ、健康的に長く働き続けるためのコツを説明しました。日本の働く女性は諸外国の女性と比べて睡眠時間が少ないという調査結果を示しつつ、ヨーグルトやサプリメント、目元ケア商品など〝快眠“を実現するための商品について解説。「女医さん300人調査」に基づき、健康志向の女性におすすめのフードのご紹介もありました。

 キーノートに続くトークタイムでは「サイエンスでもっと輝く髪へ~エイジングの仕組み、教えます!」と題したパネルトークを展開。研究者らしく白衣をまとったミルボンの谷川祥子さん(株式会社ミルボン 中央研究所 ヘアケアチームマネージャー)がナビゲーターの榎戸教子さん(日経CNBCキャスター)を相手に、髪の研究への情熱をにじませながら、分かりやすい解説を繰り広げました。

 髪に関する情報は巷にあふれていますが、サイエンスに基づいた解説はいまだ珍しいと言えるでしょう。本トークでは、ヘアケア商品メーカーで髪を研究し続けてきた研究者が、サイエンスに裏打ちされたヘアケアの知識やヒントを分かりやすく紹介しました。エイジングに関しては、これまであまり解明されていなかった、年齢に伴う髪の変化が明らかになってきたことから、未来に向かったケアの提案が可能になったと説明。きれいな髪を育むための「予防的ケア」と悩みを解決する「治療的ケア」を組み合わせる重要性を力説しました。

 白髪の撃退法については、解明できれば「ノーベル賞級」とのことで、まだ謎が多いとしつつも、白髪が発生するメカニズムや年齢に伴う髪の変化「毛粗しょう」について分かりやすく説明し、熱心に聞き入ったりメモをとったりする参加者の姿が目立ちました。最後に「毛粗しょう」の改善におすすめのケラチンが配合された商品を紹介し、トークタイムが終了しました。

 セミナー後には髪質に合わせ、2種類用意された試供品セットのプレゼント。自然と顔がほころぶ参加者も多く、直後に開催された交流会にはセミナー参加者の大半にご参加頂きました。登壇した谷川さんやミルボン社員に次から次と質問を投げかけたり、陳列されたミルボン商品を手に取ったりし、セミナーに参加したことで髪への興味が一段と膨らんだ様子をうかがわせました。女性にとっての永遠の敵?である白髪を防止したり撃退したりする決定打は、サイエンスをもってしてもまだ解明されてはいませんが、日々の少しの心がけで髪を若々しく保つことは可能ということが確認され、収穫の多いセミナーとなったのではないでしょうか。