過去開催イベントのレポート

変貌遂げる米老舗ブランドの最新コレクションにふれる

コーチ・ジャパン、特別イベントに会員を招待

 米高級ファッションブランド「コーチ」は今年、創業75周年を迎える皮革製品の老舗ですが、最近はそのイメージを大きく変貌させています。デザイナーに英国出身のスチュアート・ヴィヴァース氏を起用し、2014年秋から新コレクションを展開。衣料品も本格的に扱うトータルファッションブランドとして、以前よりもさらにモダンで洗練された雰囲気を感じさせます。そんな新生コーチの「コーチ1941春夏コレクション」を一足早く見られる特別イベントが2月27日(土)に都内で開かれました。

 会場は新宿駅東口の「コーチ新宿」。ヴィヴァース氏が日本で初めて「モダンラグジュアリー」というコンセプトでデザインした14年開業のフラッグシップストアです。コーチ・ジャパン(東京・港)がVIP向けに開催する非公開イベントに日経ウーマノミクス・フォーラムの会員が特別に招待され、61人が参加しました。

 午後7時に始まったイベントでは外国人の女性モデル4人が最新のコーチ1941春夏コレクションを身にまとい、招待客が立ち並ぶ前を颯爽と歩き回りました。参加者は手にしていたウエルカムドリンクをスマホに持ち替え、華やかなモデルの姿を次々と写真に収めます。コレクションのテーマは「アメリカを旅し続けるコーチ・ガール」。ヴィヴァース氏が米中部の大草原から着想を得たそうで、春らしいフェミニンな花柄のウエアが印象的です。

 「かわいい。個性的で着こなすにはセンスが求められそう」。店内でショーを見るのは初めてという25歳の女性は感動した様子。32歳の女性も「モデルが着こなす姿を間近に見られてよかった。コーチの商品が欲しくなった」と話しました。

 ショーの後は、店内の展示商品をじっくりと品定め。旬の食材を使ったフィンガーフードも振る舞われました。初めて店舗を訪れたという34歳の女性は「心をわしづかみにされた」というブルーのバッグを購入しました。ときめくアイテムと出会った方はほかにもいて、商品を買い求める参加者の姿が目立ちました。「ポップになった」「印象が変わった」との声が聞かれ、コーチのブランドイメージの変化を実感した方が多かったようです。

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華やかなモデルたちのショーに参加者は釘付け
参加者たちは展示されたバッグをじっくりと品定め
花柄が印象的な2016年春夏コレクション