「自分の行動に責任を持たなくては」「あなたが何をしようとも、私はいつでもあなたと一緒」――愛と信念でナチスに立ち向かった一人の男とその家族を描いた映画『名もなき生涯』（配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン）が２月21日から全国ロードショーされます。第72回カンヌ国際映画祭でエキュメニカル審査員賞を受賞したこの作品の劇場鑑賞券を日経ウーマノミクスの会員20名様にプレゼントします。
　
　映画は第二次世界大戦時、ドイツに併合されたオーストリアで、ヒトラーへの忠誠と兵役を拒否し、自らの信念に殉じることを選んだ実在の人物フランツ・イェーガーシュテッターの物語です。オーストリアの美しい山村で愛する妻フランチスカ（ファニ）や娘たちと幸せに暮らしていた農夫フランツは「ヒトラーに忠誠など誓えない」「罪なき人は殺せない」と兵役を拒み、逮捕・収監されます。家族は裏切者として村民たちから白い目で見られ、仕打ちを受けるようになります。心が折れそうになる状況でフランツとファニは心で支えあい、そして自らの信念を最期まで貫き通します。美しい映像のなかの２人の姿に、人間の自由と尊厳、そして愛について深く考えさせられます。監督・脚本は『シン・レッド・ライン』『ツリー・オブ・ライフ』の巨匠テレンス・マリック。上映時間２時間55分の大作です。