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ドラッグストアには、「化粧品」「医薬部外品」と
表示された商品が並んでいます。
どちらも「医薬品」ではないので、
内容成分に関する効能・効果は
記載できないってホント?
正解は
ウソ
解説
薬機法(※1 )は、薬や化粧品を「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」の3種類に分類して定義しています。医薬品は病気の治療や予防に使用されることを目的としたいわゆる“薬”です。有効成分の効能・効果をうたうことが厚生労働省から認められています。医薬部外品は病気の予防や衛生を主な目的にしており、医薬品に比べ効き目は緩やかです。厚生労働省が許可した成分が一定の濃度で配合されています。認められている効能・効果は表示できます。
一方、化粧品は法律では「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つこと」を目的としています。
医薬部外品よりもさらに効能・効果が緩やかになるため、医薬部外品では認められている効能・効果は表示できません。
※1 医薬品、医療機器等の品質、 有効性及び安全性の確保等に関する法律(旧、薬事法)
クイズの食品の分析値は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」または「日本食品標準成分表2015」に基づいています。
- 監修:
- 上原万里子=東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科教授
柳沢香絵=相模女子大学栄養科学部健康栄養学科准教授