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長芋、オクラ、モロヘイヤなど、
夏はネバネバした食品を食べるといいといわれます。
これらに共通して含まれる
「ムチン」は、なぜ夏にいいの?
正解は
胃の粘膜を保護する
解説
ネバネバ成分である「ムチン」は、食品に含まれるほか、口腔(こうくう)内や腸管などの粘膜から分泌される粘液の主成分です。粘膜を潤して保護する働きがあります。冷たいものの取りすぎによって弱った夏の胃を保護するのによい成分です。
なお、ムチンは熱に弱いため、生のまま食べるか、加熱し過ぎないようにすることがポイントです。また水溶性のため、スープなど丸ごと食べるような調理方法がいいでしょう。
クイズの食品の分析値は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」または「日本食品標準成分表2015」に基づいています。
- 監修:
- 上原万里子=東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科教授
柳沢香絵=相模女子大学栄養科学部健康栄養学科准教授