イベントリポート

いいねぇ。静岡生活~新天地で見つける新しいハピネス

「静岡」という地名から皆さんは何を思い浮かべますか? 日本一の富士山やお茶、温暖な気候に海の幸が豊富な駿河湾・・・。筆者は高校卒業までの18年間を静岡市で過ごしましたが、わがふるさとの魅力を挙げたらきりがないほどです。地理的にも東京や名古屋などの大都市圏に近くて便利。そんな静岡市への移住を提案するウマノミゼミナール「いいねぇ。静岡生活~新天地で見つける新しいハピネス」(主催:日経ウーマノミクス・プロジェクト実行委員会)が10月18日、東京・大手町で開かれ、移住に関心がある100人余りの女性が熱心に耳を傾けました。

「日本の真ん中」アクセスの良さが強み

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静岡の情報誌を見入るセミナー参加者

参加者には定番のお土産として知られる静岡銘菓「こっこ」や静岡茶のティーパックのほか、市内の名所を取り上げた観光情報誌「るるぶ」の特別編集版や地元のフリーマガジン、静岡市の広報紙などが配られました。セミナーが始まるまで、情報誌や広報紙を手に取って食い入るように読む女性の姿が目立ちました。皆さんの静岡への関心の高さをひしひしと感じました。

冒頭のスピーチでは、東京・有楽町にある認定NPO法人ふるさと回帰支援センター内の「静岡市移住支援センター」で相談員を務める大林礼奈さんが、静岡移住のメリットを説明してくれました。静岡市出身の大林さんは進学や転職で東京在住も経験しており、静岡と東京の事情をよく知る強みを生かして移住希望者への情報提供に取り組んでいます。

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大林礼奈さんは都内を拠点に、静岡市の移住相談員を務める

大林さんがアピールしたのは「日本の真ん中に位置し、どこにでもアクセスが良い」ことです。東京まで新幹線でたった1時間。首都圏に新幹線通勤する人も多いです。温暖な気候で食材にも恵まれ、「静岡市でしか取れない由比のサクラエビだけでなく、シラスや地魚なども豊富で良質のものが安く手に入る」といいます。静岡県の健康寿命は女性が全国2位、男性が3位だそうです。デパートやファッションビルなどの商業施設が多く出店しており、徒歩や自転車で生活できるコンパクトシティとしての利点も強調していました。

たとえ賃金が下がっても「幸福度アップ!」

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静岡生活の話題で盛り上がったトークタイム

大林さんに加え、静岡市に移住した2人の女性を交えたトークタイムでは、静岡生活に関する話題で盛り上がりました。静岡大学学術院融合・グローバル領域男女共同参画推進室助教の跡部千慧さんは東京都出身。静岡市移住支援センターを利用して2016年4月に首都圏から静岡市に移住しました。週末や長期休みは首都圏で生活する2拠点生活だそうです。結婚を機に静岡市に引っ越した奈良県出身の末吉喜恵さんは1男4女の母親で、NPO法人よしよし(静岡市)代表としてママの子育てを支援しています。ナビゲーターは静岡市出身のキャスターで、同市内の私立大学でも教べんをとっている榎戸教子さんが務めました。

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静岡市出身の榎戸教子キャスターもふるさとの魅力をPRした

移住を考える際にまずハードルとなるのが、生活に欠かせない仕事やお金の問題です。大林さんは「静岡市は人口70万人規模の政令指定都市で、産業は農業から製造業、サービス業まで幅広く、仕事はある」と説明。「最低限の都市機能がそろう、ほどよい移住環境です」とアピールし、気になる収入面については「賃金は(首都圏に比べ)数割下がるが、幸福度は上がる!」と強調していました。大家族の末吉さんは「食費や住宅費が首都圏よりも安く済む。30代前半で自宅を購入できた」と生活コストの安さを指摘していました。

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末吉喜恵さんはNPO代表として静岡市で子育て支援に取り組む

海や山など豊富な自然、人の温かさも魅力

駿河湾の近くに住む跡部さんは気候の良さに驚いたそうです。「とにかく温暖。寒い時期は1年のうち1カ月くらいで、2月末には春が来る」といいます。気になる夏の暑さは「風が心地よくて意外と涼しい。夏もほとんど長袖で過ごしている」そうです。海だけでなく南アルプスなど山間部にも近く、「大自然豊かな静岡近郊でキャンプを楽しめる」(末吉さん)とレジャーの楽しみは尽きません。気候だけでなく人も温かいのが静岡の特徴。跡部さんは「人間関係で苦労することはない。道に迷った時、こちらから話しかけなくても親切に教えてくれた」と自身のエピソードを教えてくれました。

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静岡と首都圏の2拠点生活を実践する静岡大助教の跡部千慧さん

トークタイム終了後にはセミナー登壇者と参加者による交流会も開かれました。「本当に冬は寒くないのですか?」「静岡の街中にはどんな店がありますか?」などと登壇者たちから静岡事情を聞きだす意欲的な女性の姿がたくさん見られました。地理的なアクセスの良さから、静岡大助教の跡部さんのように「平日は静岡、休日は首都圏」というライフスタイルも可能です。もし地方への移住を考えているのなら、静岡市での暮らしを検討してみてはいかがでしょうか。

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参加者にはお土産として名物スイーツ「こっこ」や静岡茶が配られた

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