イベントリポート

白髪・パサつきに負けない髪に近づこう! ウマノミゼミナール in 大阪

日経ウーマノミクス・プロジェクト実行委員会主催のジブン磨き!ウマノミゼミナール「エイジングケアで近づく永遠のキレイ~いつまでもキラキラ輝くために」(協賛:ミルボン)が10月19日、日本経済新聞社大阪本社(大阪市)で開催されました。髪と美の関係をテーマにした昨年度の内容から少しリニューアルし、これまでの参加者からのご要望が多かった白髪やパサつきなど髪のエイジングに焦点をあてたことが特徴の本セミナー。大阪でのウマノミゼミナールは今年3月以来ということもあり、会場には早々に多くの人がつめかけ、熱気あふれるなかでの開演となりました。

女性の生活とホルモンリズム

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熱気あふれる満席の会場

冒頭のキーノートスピーチ「働く女性が知っておきたい女性ホルモンの基礎知識」では「女性ホルモンの教科書」(日経BP社)という共著もあり、女性の健康分野を長きにわたり取材してきた日経BPヒット総合研究所の黒住紗織主任研究員が、働く女性の視点から女性ホルモンとの上手な付き合い方について解説しました。

女性の生活がホルモンリズムに大きな影響を受けていることの説明や、良い婦人科医の探し方、ホルモンによる不調を改善する方法、乳がん検査で重要なことなど、健康的にありたいと願う働く女性が知っておきたい内容が盛りだくさんの講演となりました。

髪のお悩みの最新情報を披露

キーノートスピーチの次は毎回ご好評の「トークタイム」の時間。今回は「サイエンスでもっと輝く髪へ~エイジングの仕組み、教えます!」をテーマに、白衣着用で「研究者オーラ」がまぶしいミルボンの伊藤廉さん(中央研究所基礎研究チーム マネージャー 理学博士)がナビゲーターの原田知恵さん(フリーキャスター)を相手に、髪の研究についての熱いトークを繰り広げました。

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「髪のエイジングケア」について解説するミルボンの伊藤廉さん(右)とナビゲーターの原田知恵さん

伊藤さんは、髪についての情報は一般的に容易に手に入れることができ、化学的ダメージや育毛などに関する情報は多数あるものの、年齢に伴う髪の変化についての情報は非常に少ないと指摘。髪のお悩みの「2強」である白髪とパサつきについて、研究者ならではの最新情報などを披露してくださいました。特に、女性から嫌われている白髪について、発生のメカニズムは解明されてきたものの、白髪が生えないようになるヘアケア商品など夢の商品の完成までにはまだ時間がかかると説明がありました(早く実現してほしいですね・・)。一方、白髪が発生するメカニズムや年齢に伴う髪の変化「毛粗しょう」について分かりやすく説明すると、熱心に聞き入ったりメモをとったりする参加者の姿が目立ちました。

白髪は抜くと増えるってほんと?

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交流会ではハロウィーンにちなんだかわいらしいキャラクターをモチーフにしたお料理も

また、よく聞かれる質問として挙げた「白髪は抜くと増えるってほんと?」については、「科学的に解明はされていません。ただ、無理に抜くと周りの細胞にダメージを与えてしまうかもしれないので、それは注意した方がいいですね」とのことでした。きれいな髪を育むためには「予防的ケア」と悩みを解決する「治療的ケア」を組み合わせることが重要との解説もありました。最後に「毛粗しょう」の改善におすすめのケラチンが配合された商品を紹介しトークタイムが終了しました。

セミナー後には髪質に合わせ、2種類用意された試供品セットのプレゼント。直後に開催された交流会にはセミナー参加者の大半にご参加頂き、登壇した伊藤さんやミルボンの社員に質問したり陳列されたミルボン商品を手に取ったりする姿が目立ちました。白髪やパサつきなど髪のエイジングを短期で解決する方法はなく、日ごろの洗髪習慣を少し丁寧にするなど地道な努力が「美」への近道であることを実感できるセミナーとなったかと思います。

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