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抗酸化作用が期待できるリコピンは
トマトに多く含まれます。トマト加工品においては、
リコピン量が規格として定められている
というのはホント?
正解は
ホント
解説
トマトにはリコピンが多く含まれますが、トマトジュースやトマトピューレ、トマトケチャップ、固形トマトなどのトマト加工品においても、日本農林規格(JAS規格)によってそれぞれ含有するリコピン量が決められています。例えばトマトジュースのリコピン量は、「トマトで7mg%以上、濃縮トマトで無塩可溶性固形分4.5%に換算して7mg%以上」(※1)と規定されています。
リコピンは、赤色色素のカロテノイドの一種で、抗酸化作用による生活習慣病予防が期待できるといわれています。
※1 有機溶媒で抽出した後、吸光光度法により測定。「mg%(ミリグラムパーセント)」は、質量パーセント濃度の一つで、100mlの溶液中に含まれる溶質の質量をmgで表した数です。
クイズの食品の分析値は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」または「日本食品標準成分表2015」に基づいています。
- 監修:
- 上原万里子=東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科教授
柳沢香絵=相模女子大学栄養科学部健康栄養学科准教授