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シラス干しはカルシウムが豊富で知られています。
その原材料の一つである「カタクチイワシ」は、
成魚になるにつれ100g当たりの
カルシウム含有量が増えるってホント?
正解は
ウソ
解説
シラス干しの原材料は、「ウルメイワシ」や「カタクチイワシ」のほか、「マイワシ」の稚魚などが使われます。「シラス」は、これらの稚魚の総称です。カタクチイワシは、成魚になると稚魚(シラス干し)に比べて、100g当たりのカルシウム含有量は大幅に減ってしまいます。
<可食部100g当たりのカルシウム含有量>
シラス干し(半乾燥品):520mg
カタクチイワシ(生):60mg
シラス干しにはカルシウムの吸収を高めるビタミンDも豊富に含まれることから、特にカルシウムを積極的に取りたい人にはお勧めです。ただし、コレステロールやナトリウムが高めなので、血中脂質や血圧が高めの人は食べ過ぎに注意しましょう。
クイズの食品の分析値は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」または「日本食品標準成分表2015」に基づいています。
- 監修:
- 上原万里子=東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科教授
柳沢香絵=相模女子大学栄養科学部健康栄養学科准教授