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夏の間そうめんなどの炭水化物(糖質)が
多い食事が続き、食欲不振や疲労感を
覚えている人が取りたいビタミンは?
正解は
ビタミンB1
解説
屋内外の温度差は体に大きな負担をかけます。体温調整は自律神経によるところが大きく、食欲不振や消化機能の低下などを起こしがちです。そのような夏特有の疲れを感じたら、糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルのバランスを見直す必要があります。特に夏場はそうめんなど炭水化物(糖質)の多い食事が増えがちです。ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変え、代謝を助けるため、夏の疲れからの回復に効果的です。
ビタミンB1は、枝豆やレバー、豚肉などに多く含まれます。また、ニラやにんにく、ショウガなどの薬味類に含まれる香味成分のアリシンは、一緒に取るとB1の吸収を高める働きがあります。夏の疲れを感じる人は、ニラと豚肉のにんにくいためなどを一品加えてみるといいでしょう。
クイズの食品の分析値は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」または「日本食品標準成分表2015」に基づいています。
- 監修:
- 上原万里子=東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科教授
柳沢香絵=相模女子大学栄養科学部健康栄養学科准教授