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健康を損なわないためには、
外気と屋内の温度差は何℃以内がいい?
正解は
5℃
解説
猛暑日の屋内外の温度差は、身体に大きな負担をかけます。高温下では、自律神経の働きによって血管が拡張し、身体の熱を逃がします。一方、冷房の効いた屋内では、血管が収縮し、熱の放出を抑えようとします。
外気温より5℃以上低い室内に長時間いると、毛細血管が収縮して全身的な血行不良を引き起こします。体の冷えや頭痛、腹痛のほか、肩こりや手足のしびれ、月経不順など、自律神経失調によるいわゆる「冷房病」の原因にもなります。神経のバランスを乱さないためにも、外気と室内の温度差は5℃以内に抑えるのが望ましいでしょう。
クイズの食品の分析値は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」または「日本食品標準成分表2015」に基づいています。
- 監修:
- 上原万里子=東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科教授
柳沢香絵=相模女子大学栄養科学部健康栄養学科准教授