熱中症は、高温の環境下で、身体の電解質バランスや調整機能が崩れて起こる障害の総称です。熱中症が疑われる人がいる場合、涼しい場所で衣服を緩めて、水分を補給しましょう。首すじ、脇の下、大腿部の付け根など、大きな血管が流れる部分を水や保冷剤で冷やします。血圧が下がり、貧血のような症状がある場合は、足を高くして、手足から身体の中心に向かってマッサージするのも有効です。万が一、吐き気やおう吐などで水分がとれないときは、医療機関を受診させましょう。
補給する水分は、生理食塩水（0.9％食塩水）がいいでしょう。熱中症は、水分摂取量が不足すると誰でも起こり得ます。のどが渇く前に、体内から失われた水分とナトリウムをイオン飲料などで補給し、脱水状態に陥らないようにすることが大切です。

症状別の救急処置
http://www.otsuka.co.jp/health_illness/heatdisorder/care_02/