今週のカラダ★レッスン5
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梅雨を迎えて、持っておきたい健康知識
Q4

天気の悪い日が続くと気も晴れず、
体調不良を訴える人も多くなります。
その原因として適当ではないものはどれ?

黒板消し オッツカちゃん

正解は
雨量

解説

梅雨時期は、体調を崩す人が少なくありません。これは、湿度の高さ、朝夕と日中との寒暖差、頻繁に起こる気圧の変化、そして日光不足などが原因といわれ、雨量は直接関係ありません。湿度が高いと、人は不快に感じます。また気圧の変化により、自律神経のバランスが崩れ、睡眠障害や疲労感、頭痛など体調不良に陥りやすいともいわれます。さらに日照時間が少ないため、太陽光を浴びることで生成する「セロトニン」 という脳内物質が不足します。「セロトニン」は、心身の安定にも関係するといわれます。このようなさまざまな要因により、梅雨時期は不調を訴える人が多いのです。
梅雨時期を上手に乗り切るには、除湿器やエアコンの除湿機能を使用し、快適な湿度環境を保つほか、セロトニンの原料といわれる必須アミノ酸の一種である「トリプトファン」を魚や赤身の肉、大豆などから取るといいといわれています。

クイズの食品の分析値は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」または「日本食品標準成分表2015」に基づいています。
監修:
上原万里子=東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科教授
柳沢香絵=相模女子大学栄養科学部健康栄養学科准教授
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