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腸管出血性大腸菌O157に注意が必要な季節です。
ステーキやローストビーフのように、
中心部がレア(半生)で食べる場合、
O157の心配はないってホント?
正解は
ホント
解説
食中毒は気温が高い、初夏から秋口にかけて発生しやすくなります。腸管出血性大腸菌O157は、非常に熱に弱く、75℃で1分以上加熱すれば安全といわれています。また、O157は肉の表面に付着しても、肉の中まで入り込むことはないため、表面を十分加熱することが重要です。
ステーキやローストビーフは、牛肉の表面を十分に加熱していれば、中心部がレア(半生)の状態でもO157の心配はさほどしなくても大丈夫でしょう。
クイズの食品の分析値は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」または「日本食品標準成分表2015」に基づいています。
- 監修:
- 上原万里子=東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科教授
柳沢香絵=相模女子大学栄養科学部健康栄養学科准教授