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残業で夕食が遅くなった場合、
体に負担が少ないのはどっち?
正解は
間食を食べる
解説
食事と食事の間がかなり空いた上で糖質の多い食事を取ると、食後の血糖値が急に高くなり、それを下げようと膵臓(すいぞう)がインスリンを分泌することで今度は血糖値が急に下がります。この血糖値の乱高下を「グルコーススパイク」といいます。
グルコーススパイクを避けるためには、間食を適度に入れ、血糖値が上がりにくい低GI食品(*)を選ぶと、食べない時よりも血糖値の変動を緩やかにすることができます。
*具材や調理方法などによっても食後血糖変動は異なります。
*GI(グリセミック・インデックス)は、食品に含まれる糖質の吸収度合いを示し、摂取後2時間までに血液中に入る糖質の量を計ったものです。GI値が70以上を高GI食品、56~69を中GI食品、55以下を低GI食品と3つのグループに分けることが出来ます。
クイズの食品の分析値は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」または「日本食品標準成分表2015」に基づいています。
- 監修:
- 上原万里子=東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科教授
柳沢香絵=相模女子大学栄養科学部健康栄養学科准教授