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インフルエンザのウイルスは空気中で
どれくらいの間生存するの?
(気温20度、湿度20%の場合)
正解は
6時間以上
解説
インフルエンザのウイルスは、乾燥した状態では6時間後でも60%以上が生存する一方、湿度を50%に上げると、1時間後には半分以下になり、6時間後にはほぼ死滅するとの報告があります。
喉や鼻の表面は線毛と粘液で覆われていますが、湿度が下がり乾燥すると、線毛の動きが悪くなり、付着したウイルスを外に追い出す機能(鼻腔粘液線毛輸送機能)が低下するといわれます。体の防御機能を保つためにも、湿度を上げることが大切です。イオン飲料*の摂取が低湿度環境でも鼻腔粘液線毛輸送機能を維持するために重要であることを示す研究結果も報告されています。
*イオン飲料とは、汗で失われた水分やナトリウムなどのイオン(電解質)が、身体にスムーズに吸収される飲料のことです。
イオン飲料の摂取が、低湿度環境における鼻腔粘液線毛輸送機能に与える影響
http://www.otsuka.co.jp/company/business/rehydration/studyresults/studyresults09/index.html
クイズの食品の分析値は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」または「日本食品標準成分表2015」に基づいています。
- 監修:
- 上原万里子=東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科教授
柳沢香絵=相模女子大学栄養科学部健康栄養学科准教授